カランメソッド(Callan Method)とは、1960年にイギリスのカランスクール*(現在、ヨーロッパでは最大の語学学校)で誕生した英語習得法の一つで、英語脳を作って、通常の4倍のスピードで英語を習得できることをウリとしていて、日本人が苦手なスピーキングとヒアリングを短期間で徹底的に鍛え上げるメソッド(習得法)です。
* カランスクール・・・www.callan.co.uk
授業方法
授業は英語のネイティブスピーカーの先生が、ネイティブの会話のスピードで質問を投げかけてきて、それにすばやく回答しなければなりません。もちろん、英語で。
先生は様々な単語、文法、言い回しを駆使して質問を浴びせかけ、生徒はとっさに答えなければなりません。答えがわからなくても、先生が自然と導いてくれ、その過程でアクセントや発音、文法などの間違いをその場で直されるので、自分の弱点をその場で修正することができます。
イメージとしては、マンザイのボケ・ツッコミの容量で英会話をおこなっていく感じでしょうか。要は日本語で考える時間を与えず、英語脳をつくる、ということですね。
【通常の日本人:ビギナーの英会話】
「英語で話しかけられる」→「頭の中で日本語訳」→「頭の中で和文を英訳」→「英語で話す」
↑
(カランメソッドでは上の下線部の時間を与えない)
↓
「英語で話しかけられる」→「英語で考える」→「英語で話す」
日本人の弱点克服
海外でよく日本人が痛感するのが、「会話に入っていけない」というもの。これは日本人は基本的に相手が話し終わって、いったん、「うーん、そうですよねぇ」と間を置いて、それから自分の番を待って話す、という同調の文化で成り立っているからなのですが、日本人以外の人々は、自己主張がしっかりしています。
なので、相手が話し終える間もなく、たたみかけるように相づちを打つのが主流なので、自分の間合いを作ってもらえない日本人はなかなか会話に入っていけません。
カランメソッドは、そんな日本人的弱点の克服に適しています。
ただの英会話ではありません
カランメソッドはただの英会話ではなく、コースの中で次々と繰り広げられる質問を通じて、英会話だけでなく、ケンブリッジ初級検定合格に匹敵するほどの単語や文法を自然と身につけることができ、実際、イギリスのカランスクールでは、95%の生徒が、ケンブリッジ初級(Cambridge First Certificate)に合格しているそうです。
イギリスで学ぶとかなり高くついてしまいますが、オーストラリアだと物価も安く気候も過ごしやすく、学習効率も上がることでしょう。
カランメソッド (オーストラリア・シドニー) | |
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■入学金:A$100 ■授業料:A$320/週 ■授業料:A$160/週(英語でしゃべらナイト) (最低受講期間:2週間~) | 選べる3つの受講スケジュール 1.午前9:00~12:10 2.午後12:40~15:50 3.夜17:40~19:10 (英語でしゃべらナイト)1レッスン40分、休憩10分 |
以上がカランメソッドについてです。