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専門学校で留学生の進路指導に役立てたい(日本語教師通信講座体験談)

生徒のカウンセリング

修了生が8800名を超えたこちらの日本語教師養成420時間総合講座(通信)。この講座を修了された受講生の、講座修了にあたりお寄せいただいた感想文をご紹介します。

  • 神奈川県ご在住の42歳女性、2020年4月修了

日本語の難しさとおもしろさ

この日本語教師養成講座を通して日本語がどれだけ複雑で難しいものかを実感しました。

ですが同時に面白さも知ることができました。今回の第10回では学習項目『日本語学概論』の、他言語と比較した日本語の特徴が興味深く、改めて気づかされることばかりでした。

日本語を教えるには、言葉の使い方だけでなく、背景を知った上で説明をすることでより分かりやすく説明できるのだと理解できました。

日本語教師の心得

日本語教育全書の)【第十八章日本語教授に関する知識・能力】の〔5 教師の心得〕は、非常に参考になりました。

「日本語を母語とする人であれば誰でも日本語を教えられるかというと、そうではない。」

だからこそしっかり知識を身につけて、自信をもって教授できる準備が必要だということ。そして教師の意識、「日本語教師は日本人を代表している」ということ。

自分では一人の日本人に過ぎないと思っていても、学習者は日本人の代表という目で見ていることを意識しておかねばならない。

私自身が外国語を勉強した時も、そんな目で先生を見ていたことを思い出しました。この教師の心得の項目については、実際に日本語教師になる際には読み返したいと思います。

専門学校で外国人留学生の進路指導

私は現在留学生の多い専門学校で主に進路指導に携わる仕事をしています。

留学生はネパールの学生を中心にベトナム、スリランカ、中国と数か国の学生がいます。ほとんどの学生は卒業後は日本で就職することを目標に勉強していますが、学生と接する中で日本語学習について感じることがあります。

外国人留学生に残念に思うこと

彼らの多くは日本語をある程度習得し、日常生活で困ることがなくなってくると、学習意欲がなくなってしまうことです。

向上心を持ち学習を継続すればワンランク上の日本語を身に着けられると思うのですが、中級者のままで終わってしまうことが多いのです。

卒業生が会社や同僚とトラブルがあったと相談してくるたびに、もう少し日本語力があれば防げたのに、と残念な気持ちになります。

あと一歩上の日本語力があれば、より深く日本や日本人を理解でき、交流し、日本人も彼らのことを知ることができるだろう、お互いのストレスも軽減するだろうと。

講座の課題は終了しますが、テキストをもっと読み込んで、こういった留学生対して、学習意欲を継続させるためのヒントを探したいと思います。

将来は在日外国人のサポートを

そして、まだ先になりますが、いつか今の経験やこの講座で勉強したことを活かし、留学生に限らず日本で暮らす外国人のサポートをしていきたいと考えています。

日本に住む外国の人たちが自分で問題を解決することができるよう、日本語教育に力をいれてサポートがしたい。

そのためにも、私自身が正しく、美しい日本語を使うことを心掛け、言葉だけでなく日本に対する知識をしっかり身につける努力を続けていこうと思います。

【修了体験談】

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日本語教師養成講座 420時間 通信教育

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