日本のみならず、世界中に受講生がいる当日本語教師養成420時間総合講座。当ページでは、2018年にこの養成講座を修了された受講生からお寄せいただいた感想文の一部をご紹介しています。
- 2023年分はこちら→【修了体験談】日本語教師養成講座420時間(通信)
- 2022年分はこちら→【修了生の声】日本語教師養成講座420時間・通信制
- 2021年分はこちら→【受講体験談】通信の日本語教師養成講座420時間
- 2020年分はこちら→通信教育を修了した感想2020
- 2019年分はこちら→通信教育を修了した感想2019
- イギリスで日本語教師養成講座を受講した感想・体験談
- フランスで日本語教師養成講座を受講した感想・体験談
クラスの現場で自信を持って教えられるようになった
この講座では日本人でありながら、日本語、また日本文化についてほとんど知らなかったということ、また、日本語と英語との違いなど多くを学びました。
毎日、職場(語学学校)で直面していること
特に(日本語教育全書の)29ページの「文化相対主義」、132ページ「言語と心理」の「専門的知識」、「手続き的知識」、249ページの日本語の動詞の受身、「間接受身」、434ページのコミュニカティブ・ランゲージ・ティーチング、サイレント・ウェイなど、私が毎日の職場で直面している出来事についても、学ぶことができました。語学学校のクラスで教えるときにも、ぼんやりした説明しかできなかったことが今回、自信を持って教えられるようになりました。
年末には62歳になりますが、あまりにも、知らないことが多すぎ、もっと早くこの講座を知っていればよかったのにと思います。
早速、同じ学校の若い先生たちにこの講座を紹介したいと思います。
また、日本語教育を学ぶにあたり、この教科書の根底には、学習者に対する強い愛情が流れていることを感じました。
添削指導の安心感
後半のマスター講座に入ってからは、かなり勉強がきつく感じ始めていましたが、いつも先生から、ワークシートを送付のたびに「お疲れ様でした」と言う言葉があり、常にわかってもらっている、と言う安心感と、毎回のワークシートをなんとか受け止めていただいているのだと思うことができ、常にこの勉強を続けていくことに勇気を持つことができました。また、してくださる添削が、毎回、とても詳しく、わかりやすく感謝しております。
今後は、クラスにおいても、常に自分の知識が試されることでしょうから、続けて、この教科書をよく読んでいきたいと思います。
また、いまの職場でクラスで教えることと、また、多様化した学習者の要望に応じられるように、コースデザインなどを試行錯誤しながらやって行きたいと思っています。
本当に、長い間、お世話になりました。多くを学ぶことができました。ありがとうございました。
出来れば、来年、日本語教育能力検定試験を受けたいと思うようになりました。
(シンガポールご在住の61歳女性、約7ヶ月で修了)
ようやく日本語教師のスタートラインに立てた気持ち
毎回レポートでまとめることの効果
毎回のレポート作成時、学んだことをまとめていく中で、「この場面では語用はどうなのか」、「この言葉は実際に話し言葉で使えるのか」など考える機会がたくさんあり、それが日本語へのさらなる関心につながっていきました。気になったことを徹底的に調べる癖がつき、それが理解につながったことを感じました。特に「ムード」、「アスペクト」、「ヴォイス」をなかなか理解できず、課題を提出するためにかなり時間を要したのを覚えていますが、その時間のおかげで、今はそれぞれをきちんと理解できています。
添削指導の励み
先生に「ワークシートは大変良くできていました。」と言ってもらえるのがうれしく、次もまた言ってもらえるように頑張ろうと、その言葉を励みにしていました。また、実際に教室で授業を受けられないものの、毎回丁寧な添削と説明のおかげで、とても濃い復習時間を提供してもらえたと思います。これからもずっと残っていくものなので、つまづいた時には見返して初心に戻ります。
試験対策にもなる
大事なことを一冊にまとめていただいた教科書は、現在、日本語教育能力検定試験の勉強のよりどころになっています。これから教師として学習者に教授するためには継続して知識をつけること、そして進んで実践すること、そして成長し続けることだと実感しています。この講座を終えてようやくスタートラインに立てるといった気持ちです。今年の10月の試験に合格し、いつでも日本語教師として働けるよう、準備していきたいと思います。
いつも笑顔を忘れず、学習者と楽しく授業ができる教師になりたいです。
先生、長い間お世話になり、ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
(シンガポールご在住の26歳女性、約9ヶ月で修了)
リタイヤ後に日本語サロンで国際交流
リタイア後の生活の準備
本講座を受講しようと思ったのは、日本語を専門的に学び自分の知識を向上させたいというのが主な理由です。現在、年の三分の一を海外で、残りを日本で生活しています。リタイア後の生活は、その配分が今とは逆の三分の二が海外となる可能性が大きく、何れにしてもこのような生活スタイルになると考えております。
自宅を開放して日本語サロンを開きたい
日本では日本で暮らす外国人に、海外では日本語を必要としている現地の人に対して、日本語サロンのような場を作り日本語での交流(学習を含めた)をしたいと思っております。今現在も日本では日本に住む外国人に日本語を教えるボランティア会に所属し、日本語を教えていると同時に、海外にいるときもボランティアで日本語教える機会があり、来るべきリタイア後の活動の一つとして、自宅を開放してサロンのような無料で日本語での交流を図る場所を作りたいと考えております。
いわゆる学校のような公的機関の日本語教師になることは考えておりませんが、ボランティア活動をする過程で自分自身の日本語の知識が不十分なことはずっと感じており、機会があれば日本語教育に関する講座等などを受講するなどして、より専門的知識を得ることが必須であると思っておりました。
独学ではなく、あえて講座を受講することの効果
本講座で基礎からマスターまで体系的に学ぶことができたのは大変良かったと思っております。日本語教育教師を目指している人たちのための文献、書籍は日本の書店でも数多く販売されており、私もいくつか書籍を持っておりますし、独学で勉強することも十分可能ですが、あえて講座を受講することによって、強制的かつ集中的に学習できて大変よかったと思います。独学では続けるという強い意志力が必要であることを思えば、講座を受講することによって自分に学習を課したことも良かったと思います。
さらには貴講座では日本語教授法直接法も学ぶことができたのも自分にとっては勉強になりました。この場を借りて担当の先生にお礼申し上げます。
(東京都ご在住の56歳女性、約9ヶ月で修了)
「日本語を教えて欲しい」という需要に応えたい
マレーシアご在住の49歳女性、約1年6ヶ月で修了
講座はとても楽しかったです。以前より興味はあったのだから、「もっと早く講座を受けていればよかった」と思いました。
後半のマスター講座のテキスト(日本語教育全書)を始めた当初は、本は分厚いし、難しい内容も多く挫折しそうになりましたが、先生の丁寧なご指導と奨励のおかけで、なんとか最後まで終了することができ、「やれば出来る」という自信になりました。
以前より「日本語を教えて欲しい」という要望はあったのですが、教え方がわからないので躊躇していました。これからは、日本語を習いたい人がいれば、教えることが出来ます。
私の住むマレーシアでは、日本語を習いたい若い世代の人のほとんどは、日本のアニメに興味があるので、日本のアニメや漫画をもっと見て勉強しようとも考えています。
本講座終了後も、復習は勿論、日本の歴史や文化にもっと詳しくなるよう本を読み、最新の日本文化の知識も増やす必要があると考えています。
今後は、ゆっくりになると思いますが、使える教材をたくさん作り、いつ頼まれても日本語や日本の文化紹介が出来るように準備していきたいです。
出発は遅れましたが、これからは日本人として恥じないよう、日本語と日本の知識をもっと増やしていくつもりです。
福祉と日本語教師のプロを目指す
神奈川県ご在住の41歳女性、約9ヶ月で修了
この講座を知ってから受講に至るまで数年かかり、念願叶いやっと昨年に学習を開始することができました。体調の問題や仕事の勤務時間を考え、最後までやりきることができるのか不安でしたが、無事、修了することができて充実感と達成感、そして感謝の気持ちでいっぱいです。
ここまできちんと学習するのは学生の時以来となり、この講座を通し、学ぶということの大変さや楽しさを改めて感じました。学習中、体調不良が続き、急な不幸もあり、勉強に集中できない時期もありましたが、この経験を経て、学習者の気持ちを理解することができるのではないかと思います。
日本語教育を通し、学習者の日本での生活がより充実したものになるよう、私も学び続け、ともに成長していきたいと思います。
今月から福祉大学に編入学することになりました。私の夢である、福祉と日本語教師のプロを目指し、多くの方と関わりサポートしたいと思います。
約半年間、大変お世話になりありがとうございました。特に、熱意を持って、最後まで丁寧に指導してくださった先生にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。
日本語の美しさと奥深さを感じた
アメリカ・オレゴン州ご在住の43歳女性、約9ヶ月で修了
2017年8月に開始した日本語教師養成420時間通信講座を終えるにあたり、感慨深く感じております。毎回、とても丁寧な解説を添えた添削をしていただき、大変勉強になりました。
日本語教師の学習を通して、自分の母語である「日本語」を言語的側面のみならず歴史的・文化的側面も見直すことになり、あらためて日本語の美しさと奥深さを感じることができました。
今後、日本語教師養成420時間通信講座で学んだことをもとに、さらに勉強を続け、外国の方々が楽しく日本語を学び、また、日本語を使ったコミュニケーションに自信を持っていただけるよう、努力を続けて
いきたいと思います。
前半は実技に直結、後半は知識
シンガポールご在住の32歳女性、約3年で修了
前半(一般講座)の専門科については実技に直結するものがあり、授業を想定(実施)しながらの学習をすることができ有効的で有意義な学習と感じました。
また、後半のマスター講座については日本語についての知識や背景など、論理的、歴史的に記憶に留めなければならない学習となりましたが、これらの知識を習得してこそ、日本語学習者に幅広い知見を持って教えることができるものと実感しました。
今後は、本講座で得た知識・教授方法を生かしながら、日本語習得希望者に、日本語の良さ、日本の文化を知ってもらえるよう、更に日本語教育の学習を続けたいと思います。
料理+日本語教室を開きたい
オーストラリア・NT州ご在住の42歳女性、約1年8ヶ月で修了
本講座を終えて率直な感想は、先ず無事に終了することができ嬉しく思います。同時に日本語を教えるということはとても難しいことだと感じました。
海外で日本語を教えるということは日本人を代表しているということであり、それを意識し、学習者と真剣に向き合い、また学習者が正しく日本語を理解していくよう取り組んでいかなければならないと強く思いました。
今後の抱負としましては、今まで個人に日本語を教えてきましたが、いずれはグループで教室を開いてみたいと思います。
また、希望者には自宅のキッチン・ダイニングルームを開放し簡単な和菓子や巻き寿司などの作り方を教えながら日本の食文化にも興味を持ってもらうようにしたいと考えています。
末永く日本語を教えることができるように私も自信を持ち、また楽しみながら各国へ移動する上でその国での学習者さん達との交流をしていきたいと思います。その中で、少しでも日本語を学習したいという方や、日本に興味がある方達の手助けができるように一層の努力をしていきたいと強く感じました。
毎回、先生から丁寧な説明と解説をして頂き、復習する上でとても勉強になりました。本当に感謝しています。養成講座で培ったことを無駄にせず、十二分に発揮できるようにこれからも精進していきたいと思います。どうもありがとうございました。
英語での教授法が役に立った
カナダ・オンタリオ州ご在住の37歳女性、約1年4ヶ月で修了
本講座を受講した理由は、カナダ人6人の日本語クラスを受け持ったことがきっかけです。日本では教員としての経験があるので、授業の進め方、学習者とのコミュニケーションにはそれほど問題はなかったのですが、日本人に対して国語を教えるのと、外国語として外国人に日本語を教えるのでは、全く違った知識が必要であると感じました。
日本語を話せるだけでは日本語は教えられない、もっと専門的な知識や資格が必要だと思い受講を決意しました。
本講座は英語での教授法が学べるという事で、どのように英語で説明したらよいのか、また文法用語も英語で学ぶ事ができて非常に役に立ちました。また海外在住なので日本の学校に通学できない分、本講座はオンラインでレポートを提出できたので、とても良かったです。
今後も引き続き日本語クラスを受け持つことになりそうなので、本講座で学んだ事を活かして授業を行っていきたいと思っています。最近は日本語や日本の文化に興味のある外国人が増えてきているように思います。プライベートレッスンやインターネットレッスンなど、日本語を教える機会があったらぜひチャレンジしてみたいと思っています。
本講座は修了しましたが、さらなる知識が必要だと感じましたし、日々勉強していかなくてはいけないと思いました。毎回丁寧な添削どうもありがとうございました。復習もかねて、また最初のレポー
トから見返したいと思います。本講座を受講してとても良かったです。ありがとうございました。
大学院での先端科学技術との並行学習
石川県ご在住の26歳男性(留学生)、約1年6ヶ月で修了
今までのご指導、誠にありがとうございました。非常に丁寧なご添削と詳しいご説明、課題内容に関連する教科書にない知識まで沢山教えてくださり、日本語教育について深く学ぶことができました。
受講してから約1年半ほど勉強しましたが、大変勉強になったとしみじみ感じています。
前半では日本語を教えるのに必要な基礎知識を学び、人に教えるための知識を学んだのが大きかったです。私自身外国人ですが、恥ずかしながら初級の文法、特に助詞などは多読によって感覚的に慣らしたところが多かったため、改めてそれらが示す「格」について学ぶことができたり、収穫はとても大きかったです。
また、段階的に教えることの重要さを何度も何度も教えていただきました。後半のマスター講座では日本語と日本語教育についてより広く、深く学ぶことができたと思います。シラバスの種類やさまざまな教授法についても知ることができ、漢字についても教えるための知識を学ぶことができました。
これは中国人だからこそ知らなかったことであり、大変勉強になりました。
マスター講座の教材にも書かれていましたが、教える技術だけでなく、日本語教師として必要なさまざまな知識も同時に学ぶことはとても重要なことだと思います。すぐに日本語教師として働きたければ、国に帰って家庭教師をしても、日本語を教えることはできますが、おそらく日本語を教えること以外はなにもできないと思います。
私は博士学位を目指して研究している身ですが、修士課程からの専攻が変わっているため、入学当初は日本語教育について何も知らない素人状態でした。しかし、私の大学には日本語教育はおろか、言語に関する講義(日本語や英語授業以外)もありません。日本語教師育成講座で日本語を教えるための知識だけでなく、日本語教育に関連するさまざまな学術的な知識を学んだことは、私のこれからの研究に大きく役立てると思います。
講座終了後は研究を進めるため、日本語教師として就職し、博士課程の研究と同時に進めていきたいと思っています。現場の経験がほとんどない私ですが、ここで学んだことをうまく消化するためにも、日本語を実際に教える経験を積んでいきたいと思っています。
【追伸】:日本語学校に就職が決まりました
実は先週、埼玉にある日本語学校で専任講師の内定をいただきました。すでに今週から研修(非常勤講師)も始まっていて、4月から専任講師として働くことになります。不安もありますが、こちらで学んできたことをどんどん生かしていけるよう、精進いたします。改めまして、これまでのご教授、誠に感謝いたします。ありがとうございました。
英語圏で心の面でも助けになった
インドご在住の45歳女性、約2年1ヶ月で修了
この講座は私の中で本当に革命がおこるぐらいの衝撃を与えてくれたと実感しています。それは今まで自分が使っていた日本語がこんなに奥深く、また面白く、複雑だけど簡単で、すべてが精通していることがこの講座を通して理解できたからです。今までの私の日本語に対する意識を変えてくれたので、これからの日本語教育に対する意識も随分変わりました。この講座を受けて本当に良かったです。
また、英語圏に住んでいる私にとっては、英語で説明してあるこの講座が非常に役に立ち、外国人の考え方も理解していらっしゃる講師陣のお陰で、外国人と日本人の間に起こる理解不能な問題もあっさり解決してくれました。ですから本当に心の面でも助かりました。
日本語教師としての生徒を理解する点、またその生徒が外国人であることからその国を尊重し、理解し、そこから回答を見出していくのはやはり外国に住んでいる、また外国人によく精通しているこの講師陣にしかできないことだし、その奥義を伝授していただけたこと本当に私にとってラッキーでした。しかもこの受講料で。本当にお世話になりました。
※上記は受講開始時のご年齢です。
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- 受講生の体験談・修了生の進路・・・日本だけでなく、アメリカ、オーストラリア、台湾、JICAなど世界各地で受講生が活動していらっしゃいます。