↓
A. こちらの日本語教師養成講座420時間は、すべて通信教育で受講するか、または前半(基礎:一般講座部分)のみ、オーストラリアのシドニーの2週間通学という形で受講することが可能ですが、ご質問の回答の結論としては、
開始時期が同じであれば、シドニー通学で開始したほうが、トータルで早く修了できます。しかし、通学講座開始まで2ヶ月以上時間がある場合は、今すぐ「すべて通信」で受講したほうが、トータルで早く修了できます。(ただし、あくまで単純計算であり、個人差もあることですので、予めご了承ください。)
修了時間の比較
講座の前半(一般基礎講座)を通信/通学で受講した場合の単純計算は以下の通りです。
→通学で前半を受講した場合は、2週間(シドニー通学コース。日程は既定。)
ですので、開始時期が同じ場合は、単純計算では、通学で受講したほうが、通信で受講するよりも8週間ほど時短(早く修了できる)ということになります。
※尚、前半を通学で受講した場合も、「420時間」を修了するには、後半は通信で受講することになります。後半の通学講座はありません。
通学開始まで2ヶ月ほどあり、通信だと今すぐ開始できる場合
通学のコース日程開始まで2ヶ月以上ある場合。例えば現在1月で、次の通学日程に通えそうなのが4月の場合、1月から4月まで2ヶ月以上あります。
この場合は、4月の通学を待つのではなく、1月の今すぐに「すべて通信」で受講した方がトータルでは早く修了できます。
→4月から2週間(前半通学)+10週間(後半マスター講座)=7月上旬頃に修了。
【すべて通信で受講した場合】:
→1月から10週間(前半通信)+10週間(後半マスター講座)=5月下旬頃に修了。
上記通信の10週間の内訳ですが、通信の前半は10回のワークシート提出ですので、1回のワークシート提出・添削に1週間ほどはかかりますので、
前半1回提出・添削×1週間×10回=10週間・・・という単純計算になります。
後半はどちらも通信で同じです。こちらも最短で10回10週間=約2~3ヶ月・・・となります。
上記はあくまでご自身が積極的に受講し、「すべてがスムーズに行った場合のモデルケース(単純計算例)」の比較です。個人差(能力差)等があることですので予めご了承ください。
費用の比較
通信で受けても通学で受けても、受講費用はどちらも同じ、前半A$990(A$=オーストラリアドル)。
A$990を日本円に換算した額は、その時の為替によっても異なりますが、例えば1A$が84~90円の時は、以下の表のような受講料に近い額となります。
為替 A1$ → | A$990 の日本円換算 受講費 |
90円の時→ | 89100円 |
89円の時→ | 88110円 |
88円の時→ | 87120円 |
87円の時→ | 86130円 |
86円の時→ | 85140円 |
85円の時→ | 84150円 |
84円の時→ | 83160円 |
受講費用自体は前半A$990で通信でも通学でも同じですが、シドニー通学の場合は、これ以外に渡航費や現地滞在費が別途発生いたします。→参考:[ シドニー2週間通学部分の予算見積もり例 ] そのため、日本ご在住でオーストラリアに渡航予定のない方などは、「すべて通信」で受講したほうが予算的には断然、安くなります。
学習内容の比較
通信も通学も、どちらも同じ「前半」ですので、学習内容は同じです。使用するテキストもどちらもBasic Spoken Japanese、Spoken Japanese Beginners I、How to teach Japanese Direct Method(直接法)などです。
特徴的な違いを強いてあげるとするならば、通学で受講した場合は、模擬授業(ロールプレイング)を体験できる、講師や同期受講生に直接会える、といった点です。それ以外は、教室の授業風景を生徒目線で収録した授業動画などが通信教材に収録されていますので、通信でも通学でも大きな違いはありません。同期の受講生についても、通信で受講されていらっしゃる方同士が、最近ではFacebookなどで知り合って、お友達になられている方もいらっしゃるようなので、この点については、通信でもあまり地理的なデメリットはなくなってきており、通信と通学の差異がますます少なくなってきているようにうかがえます。
まとめ
基本的には、当420時間講座の9割方以上の受講生が、前半・後半ともに「すべて通信」で受講されています。
前半をシドニーの通学で受講される方は、オーストラリアにご在住でシドニー近郊にお住まいの方や、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在中で、通学講座開校日時に訪れるついでがある方などが、通学にて受講されていらっしゃいます。
日本ご在住の方も、9割がた以上が、「すべて通信」で受講されています。おもしろい点は、日本語教師養成学校が乱立している日本の都市部などに、逆にこの通信講座の受講生がたくさんいらっしゃることです。→参考:[ この日本語教師養成講座の受講生分布・需要比較 ]