オーストラリアでは、働く場所(活動する場所)によっては、ブルーカードが必要となる場合があります。
オーストラリアのブルーカード(Blue Card)とは?
ブルーカードとは、オーストラリア・クィーンズランド(QLD)州にて、18才未満の子ども達に携わる仕事に携わる者(ボランティア活動含む)が取得・所持をしなければならない登録証のことです。
現地の学校職員や先生方も、みなこのカードを所持しています。
QLD州のCommission for Children and Young People and Child Guardianという団体が査定・発行を行っています。
What is a blue card?
A blue card is issued by the Commission for Children and Young People and Child Guardian. The Commission conducts the Working with Children Check to determine whether a person is eligible for a blue card. If a person is considered eligible they are issued with a positive notice letter and a blue card. (CCYP webより引用)
以前は、4週間未満のボランティア活動でしたらブルーカードの取得は不要でした。
また4週間以上ボランティア活動するでもブルーカードを申請中であればボランティア活動は参加可能でした。
厳格化
しかし、2005年1月17日の改訂後は、例え一日でもQLD州において18才未満の子どもに携わるボランティア活動を含めた仕事に携わる者は取得・所持をしなければならないことになりました。
通常、取得に2ヶ月(申請書受領→査定→カード発行に約6週間以上)かかり、たとえブルーカード取得申請中でも日本語教師アシスタント・ボランティアや幼稚園ボランティアなどのボランティア活動ができませんので、お気をつけください。
ブルーカードを所持しないで活動をおこなった場合、本人の活動停止だけでなく、その派遣先の活動機関も営業停止等、罰則が課せられる場合があります。
年々、この規定や取り締まりは厳しくなっていっています。
JEGSの日本語教師アシスタントのオーストラリアにお申し込みされ、QLD州の学校に派遣される参加者には、日本出発の2,3ヶ月前に416スペシャルプログラムビザ申請とあわせて、ブルーカードの申請書を事前にお渡しし、日本国内でお手続きをとっていただいた上、日本にいる間に申請をおこないますので、現地到着後も時間のロスなくスムーズに活動に入っていけるよう、配慮しております。
その他 求められるもの
また、ブルーカードとは異なりますが、最近は、ボランティア参加者が自賠責保険にきちんと加入しているか、活動参加前に、保険証書の提出を義務付ける学校機関も増えています。
自賠責保険とは、万が一、ボランティア参加者が児童に怪我を負わせてしまったり、学校の器物を破損させてしまったりした場合のための保険です。これまで実際に、何千万円もの請求が、ボランティア参加者に請求された事例が発生している模様で、ボランティア受け入れ機関も、自賠責保険加入の有無に厳しくなっています。
※ブルーカード他、本ページ記載事項につきましては、弊社プログラムにお申込された方のみ対応となります。非申込者には対応しておりませんので、ブルーカードのみのお問合せや代行取得依頼等は固くお断りいたします。
その他 ブルーカード関連Q&A
無犯罪証明ではない
Q. オーストラリアのチャイルドケアセンターなどでボランティアもしくは、働きたいと思っています。ブルーカードなどの無犯罪証明が必要との事で、発行までに4週間以上かかるようなので、申請をするなら日本にいるうちにと思い、ネットで調べて見ました。申請フォームを見ると、勤務先などを書くところがありました。勤務先が決まっていないと申請はできないものなのでしょうか??またできないとしたらそれに変わる何か証明書を持って行ったほうがよければ教えてください。
↓
A. まず、ブルーカードは「無犯罪証明書(犯罪履歴証明書)」ではございませんが、前述の通り、本ページ記載事項につきましては、弊社プログラムにお申込された方のみ対応となり、お申込者には順次、お手続きの仕方や必要書類等をご案内していきます。非申込者には対応しておりませんので、ブルーカードのみのお問合せや代行取得依頼等は固くお断りいたします。
活動証明になるか?
Q. ブルーカードは現地でボランティア活動を行った事の証明書になりますか?
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A. いいえ。前述の通り、ブルーカードはボランティア活動前に取得するものであり、ただの登録証です。それ自体が「どこどこで、どのようなボランティア活動を行ったか」という証明証書にはまったくなりません。
ブルーカードを、さも特別な証明書の取得のような案内をしているエージェントが一部あるようですが、WWCC同様、ただの義務的・形式的なボランティア登録証ですので、それ自体はそこまで特殊な価値があるものではありません。
もしボランティアをした公式な証が何か必要な場合は、ボランティア活動した学校機関等の責任者(校長先生など)に依頼して、「スクールレター」・・・活動期間・評価・校長先生の署名等を、学校のロゴなどが印刷された専用のレターに書いてもらった修了証書(活動証明書)を発行してもらうとよいでしょう。
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