カナダは、日本語教師アシスタントの派遣国の中でも活動しやすい国として定評がありますが、オーストラリア・NZなどに比べると英語力や素養ともに中・上級者が対象となります。また、ビザ取得の関係でお申込み締め切りが4ヶ月以上前と他の国より早いのがカナダのポイント。 ※「日本語教師アシスタント」は無給のボランティアプログラムです。
活動開始時期 ※コロナ禍が世界的に終息し、かつ為替(円安)・物価高騰及び世界情勢が落ち着いてからのお申込み受付となります。
1月・3月・9月出発(活動開始) カナダは下記学期スケジュールに併せての年3回の募集(活動開始)となり、それにさかのぼって4ヶ月以上前 (現地学期間ホリデーをはさむ場合は6ヶ月以上前) が参加申込締切となります。 尚、かけ込みや時間に余裕のないお申込みをされる性質がある方は、渡航後もあまりよい結果をもたらさない傾向があり、お申込みをお断りする場合があります。 近年、現地での日本人参加者の質が問われることが多くなっています。「アシスタント教師」はどなたでも参加できるものではありませんので、予めご了承ください。 参加費用や詳細は、以下にてご確認ください。
【目次】:|概要・特徴 |資格・選考 |学期日程 |参加期間と費用 |よくある質問
カナダの日本語教育環境 カナダの日本語学習者数はこちら「今後、日本語教師の需要と将来性がある国 」のランキング表にもあるように、世界第10位 で約3万人弱の日本語学習者がいますが、その大半は、日本語教師アシスタント・ボランティアが派遣される、小中高校の生徒達が占めています。
「人種のモザイク 」カナダでは多文化政策(multiculturism)のもと、多くの人種が温和に平和に暮らしており、そのマイルドで優しい国民性は日本人にもなじみやすい国で、英語圏の日本語教師ボランティア派遣国として常に人気ベスト3 にランクインしています。
カナダは公用語が英語とフランス語で、語学の習得はまずこの2つの言語からとなり、3つ目の言語となる外国語教育にはそれほど力を入れていないといえます。日本語は選択科目の一つではありますが、カナダでは香港を始め中国から多くの移民を受け入れているため、中国語(特に北京語)を選択する生徒が多く、日本語を選択する学生は少ないのが実状です。
カナダでは、日本のポップカルチャーに触れたことをきっかけに若年層を中心に日本や日本文化に興味を持つ人が多い傾向があります。特に日本に親近感をもつアジア系移民が多い西部のブリティッシュコロンビア州では、カナダでの日本語学習者人口の50%を占め、西部には日本語が正規科目としてカリキュラムに組み込まれている学校もあります。
カナダ東部は、西部に比べるとそれほど日本語教育は盛んではなく、オンタリオ州では予算削減やスペイン語、中国語人気に押される傾向はありますが、一部、日本語学習を選択科目として取り入れている学校はあります。ケベック州などの、より東部へ行くほど、アジア系言語よりもフランス語などの需要が高くなります。
教材は「ジャンケンポン」や「もしもし」「MIRAI 」といった教科書を使用。学校や州によっては独自のテキストを使っている場合もあります。
カナダでの日本語教育は1980年代~2005年頃までがピークで、時代の流れもあり、将来的にはアジア言語では中国語(マンダリン)などのほうが重視されることが予想され、実際、日本語クラスを廃止する学校も増えてきています。 カナダでの日本語に触れる機会の維持存続のためにも、日本語教師アシスタントの役割はますます大きくなってきています。
長年、多くの日本人の日本語教師アシスタントが活動しているカナダではありますが、国際的にもカナダは教育水準が高く、ボランティアとはいえ、日本語教師アシスタントの求められる素養や条件も年々、高くなってきており、それなりの英語力及びコミュニケーション能力、何事も自身で積極的に動ける自発性、日本語教授能力などがボランティアにも求められます。
カナダではボランティア経験も職歴(就労経験)として評価されるため、ボランティア経験を積極的に積む人が多くいます。実際、過去に、この日本語教師アシスタントに参加した1年間が、カナダでの永住ビザ申請の際のカナダでの職歴として評価・加算された方もおり、日本語教師アシスタント参加を活用し、ご自身の仕事やカナダ永住などの将来に結びつけていってください。
特徴・注意点 派遣地・学校・滞在先の指定は できません。 派遣地はブリティッシュコロンビア州とオンタリオ州が多いです。その派遣比率はおおよそ7:3 程です。 日本語教師アシスタントは若年層の国際交流を主目的としたプログラムです。 カナダは教育水準が高く、例えボランティアであってもそれなりの素養と英語力などが求められます。要はボランティアであっても就職するのと同じくらい審査が厳しいとお考えください。 ワークビザ取得に最短でも4ヶ月はかかります ので、お申込みはご希望出発日の約半年前 をめやすにしてください。→[カナダのビザ・健康診断について ] 「日本語教師アシスタント」は無給のボランティアプログラムです。 このような方が参加されています 独自で教案作成・授業展開できる方 自立心あり、受身でない方 受身の語学留学ではなく、「ほんとうの海外生活」を経験したい方。 現在 基礎的な英語力(目安:TOEIC700以上)があり、日本人があまりいない英語漬けの厳しい環境の中で切磋琢磨できる方。 将来、日本語教師や日本語教授に関心ある方(必ずしも日本語教師資格や教員資格は必要ありません)。 ワーキングホリデーでカナダで日本人であることをいかした責任あるポジションにトライしたい方。 応募資格 年齢上限: 22歳以上30歳まで→[年齢について ] 現地の学校は女性のアシスタントを希望していることが多く、男性の場合、派遣校やステイ先が見つからない場合が多いです。 学歴・経歴-不問(高卒-要職歴) 英語力を証明するものを要提出英語力の目安:TOEIC700~ 日本語を英語で教える間接法のスキルが求められます。 出発までEメールを中心にスムーズにやりとりができる方(書類の授受が多いため)。 お申込~出発(参加)直前まで日本国在住の方(日本国外からのお申込み不可) 無犯罪証明書 が取得できる方(取得方法は学校決定後通知します)。ワーキングホリデービザの場合も健康診断 受診/通過が必要となります。WHビザ申請時に「カナダの学校機関にてボランティアする」旨を申請し、ビザ申請先の指示に従ってカナダ大使館指定病院にて受診してください。 残高証明(往復航空券代+滞在月数×10万円程度以上がめやす)等が必要(ボランティア用ワークビザで参加の場合) 【注意事項】
親子での参加(子連れ/親子留学)はできません。 日本国外ご在住の方はお申込みできません。 カナダは25~30才くらいで、社会経験があり、独自に教案等が作成できる、受身でない、自立心がある方が適しています。大学生は途中で挫折する傾向がありますので、日本語教育環境がカナダより整っている、オーストラリアなどをご検討ください。 日本語教師アシスタントは、「青少年の文化交流 」を目的とした側面があり、22~30歳くらいまでのアシスタントを求めている学校が多いこと、またアシスタントとして付く現地の先生も女性が多いことにご留意ください。 選考方法 ※応募条件等よく読まずに応募される方がいらっしゃいます。不合格となりますので、お問合せ・仮申込前に当ページをよくお読みくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
本募集要項(応募資格/参加費用等)をよくお読みいただき、ご自身が該当するかご確認ください。 応募条件を満たす方で参加ご希望の方は「仮申込みフォーム」をご記入の上、送信ください。 一次書類選考後、2営業日以内に全員にEメールにて書類選考結果および一次書類選考合格者には二次選考(インタビュー日時調整)等の今後のお手続きをご案内いたします。 二次選考(インタビュー)実施後、2営業日以内に合否通知後、二次合格者には正式なお申込みに必要な書類を郵送にてご案内いたします。 ※全体的な流れや準備する物などはこちら[お申し込みから出発まで ]をご覧ください。 カナダの学期スケジュール 日程 第2学期 第3学期 第1学期 ポイント 最終申込〆切 前年8月末 前年10月末 3月末 ←学期開始4ヶ月以上前 バンクーバー着 1月上旬↓ 3月下旬 9月上旬↓ →[ カナダのビザについて ] バンクーバー準備研修 1月上旬↓ 3月下旬↓ 9月上旬↓ →[ 準備研修詳細 ] カナダ学期日程 1月上旬 ~3月上旬 3月下旬 ~6月下旬 9月上旬 ~12月中旬 →[ カナダの学校生活 ]
上表についての説明
申込〆切日はあくまでギリギリの〆切日。余裕をもってお申込ください。 カナダは9月から新年度(第1学期)がはじまる3学期制です。 準備研修開始前日に準備研修地バンクーバー到着でスムーズにカナダ生活を始められます。 各日程は各国・各州の標準的な日程であり、学校や現地事情により異なる場合があります。 カナダ 参加期間と費用 参加期間 参加費用 1学期間 460,000円 2学期間 520,000円 3学期間 580,000円
割引について
ワーホリビザ自己申請割引 : ワーキングホリデービザを自分で手配・取得し参加する方は上記費用より2万円を割り引きいたします。
参加費用の内訳
参加費用に含まれるもの 参加登録費(参加着手金)50,000円 渡航前サポート(学校・滞在先詳細・地図、交通・準備研修の案内等) ボランティア用ワークビザ代行申請費(ワーホリビザで参加の方は自己申請割引対象) 授業用参考資料CD、テキスト、現地情報誌の配布等 バンクーバーでのオリエンテーション・準備研修受講費 バンクーバーでの準備研修中のホテル滞在費及び歓送迎会費 現地活動中の緊急時24時間対応の現地日本人コーディネーターによるサポート 現地活動中のMonthly Reportや現地情報誌等の配布 修了時の修了証発行(終了時 要望がある場合) 参加費用に含まれないもの ワークビザ取得に必要な健康診断受診費 無犯罪証明書取得にかかる費用 渡航費および現地での交通費→[海外航空券の取り方 ] 海外旅行傷害保険費→[海外留学保険・海外旅行傷害保険の入り方 ] ホームステイ費用等現地滞在費(準備研修中のホテル代を除く) 現地滞在中の雑費(お小遣い、ホリデー中の滞在費等) 準備研修中の歓送迎会以外の食費 カナダ・よくあるご質問 FAQ Q1.準備研修はどのようなものですか?
A. カナダの日本語教師アシスタント参加のみなさんの準備研修は、バンクーバーの現地オフィスにて、学校での活動開始前の3日間、以下の内容でおこなわれる予定です。(準備研修中のホテルはバンクーバー市内にご用意してあります。)※研修は参加者数に応じて短縮日程で催行される場合もあります。
日程 【第1日目】バンクーバー空港到着→ホテルチェックイン 【第2日目】10:00-13:00研修:(歓迎会・昼食付) 【第3日目】10:00-13:00研修(壮行会・昼食付) 【終了翌日】ホテルチェックアウト→各自派遣校へ出発
準備研修内容 スタッフ紹介・参加者自己紹介カナダでの暮らし方オリエンテーション カナダの学校について カナダの教育制度 日本語教師アシスタントとしての心構え デモンストレーション ロールプレイング(参加者同士で先生や生徒役になったりしての模擬授業とその反省点指摘等) アイデア交換等 研修会場には以下のものをお持ち下さい
パスポート/ビザ(入国時バンクーバー空港で取得)/海外旅行保険加入証明書/学校&ホームステイ詳細、バンクーバー地図(出発前に案内済)/筆記用具等
※上記日程・内容はあくまで大まかな目安で、現地情勢(祝日)等によって、変更になる場合もございます。予めご了承ください。
Q2.3月からの参加(第3学期:3~6月の間の参加)を検討しているのですが
A. 3月からの参加はあまりお勧めではありません。 と言いますのも、(日本は4月から始まり3月が年度末ですが)カナダは、1学年が9月から始まり6月で終わる年度を採用しているため、つまり、3~6月はカナダは年度末。(日本の年度末もそうですが)年度末というのは試験期間などでバタバタしており、みなさんがご想像されているような、「アシスタント教師らしい活動」というのは少ない時期ですので、3月からの活動開始、というのはあまりお勧めではありません。
学年末ですので、1学年の終わりで、生徒もその関係性もできあがってしまっており、新参のアシスタント教師も溶け込みにくい場合もあり、また、学校もカリキュラムの終わる時期、ということもあり、アシスタント教師をカリキュラムに組み込みにくいため、アシスタント教師を必要としている学校も少なく、活動があったとしても、テストのお手伝いばかり、ということもしばしばです。
加えて、7月の長い夏休み前ということもあり、5月末ぐらいから、学校自体がほとんど閑散とし、生徒もソワソワとしてしまう傾向があり、第3学期で実質活動できるのは、4月・5月の実質1ヶ月半程度しかない、ということになりますので、あまり推奨しておりません。年度はじめの9月からの参加などがお勧めです。
Q3.1学期間(3ヶ月以内の短期参加含む)を検討してるのですが
A. あいにく3ヶ月以内の活動を受け入れてくれる学校は少ないのが現状で、あまり推奨しておりません。アシスタント教師としての活動期間が長ければ長いほど、受入校は増えていきますので、1学期間よりも2学期間というように、できるだけ長い参加期間になるようプランをたててください。
現地での活動や、現地で話されている英語などに慣れるのに、よほど優秀な方以外は、一般的に、2,3ヶ月はどうしてもかかってきます。3ヶ月経った頃にようやく、現地の言葉や生活ペースにも慣れ、自信が出てきて、自分らしい活動や自分の生活ペースで活動できるようになります 。カナダに限らず、日本での就職の際も、通常、「試用期間を3ヶ月」としていることからもわかるように、海外ではそれ以上に慣れるのに時間がかかります。
また、現地の学校側の立場に立てばわかりやすいのですが、新人であるアシスタント教師の受入というのはみなさんがご想像以上に大変なものです。学校のカリキュラムに人を一人組み込むのは、みなさんが現地で受け入れる立場になって考えてみれば、とても大変なものだと想像できることでしょう。ましてやそのアシスタント教師(つまりみなさん)は英語が流暢ではなかったり、教職経験も未熟だったりもするのです。通常、3ヶ月経った頃からそのアシスタント教師らしい活動ができるようになり、ようやく手間隙かからなくなってきます。3ヶ月以内の活動ですと、右も左もわからないまま、生徒の名前もあまり覚えられないまま、活動終了となってしまう場合がほとんどで、短期の活動を希望するアシスタント教師というのは、学校としてもあまりありがたくない のが現状です。アシスタント教師として参加する場合は、参加者本人のためにも、受入校となる学校のためにも、できるだけ長い活動になるようにプランを立てることをお勧めいたします。
Q4.小学校でアシスタント教師活動をしたいのですが
A. 「英語力が不安だから小学校でアシスタント教師活動をしたい。」 「かわいい子どもたちに囲まれているイメージだから小学校がいい」 とご希望を出される方がいらっしゃいますが、小学校は逆に、
1)高い英語力 2)高いティーチングスキル(教職経験)やクラスコントロールスキル 3)自ら動くという積極性と自発性
…が求められますので、英語力が不安な方や、教職経験がなく教えることに自信がない方は、あくまで「アシスタント」に徹せられる、セカンダリー(中学・高校)での活動を推奨 いたします。
小学校(エレメンタリースクール)での活動の特徴 日本の小学校もそうですが、小学校では科目毎に専任の先生がいるわけでなく、クラス担任の先生一人がいろいろな科目を掛け持ちで教えている場合が多いです。つまり、日本語または日本文化紹介のクラスも、専任の日本語教師がいるわけではないので、授業は、アシスタント教師一人でおこなっていただく場合が多いです。つまり、やんちゃで言うことの聞かない子どもたちを一人で注意したりクラスコントロールをしていかなければなりませんし、授業の企画立案、組み立てもご自身でどんどん積極的に、自発的にやっていかなければなりませんので、逆に小学校での活動のほうが、高い英語力と高いティーチングスキル、積極性・自発性が求められる わけです。英語力に自信がない方などは、専任の日本語教師の下であくまで「アシスタント」として活動できる可能性が高い、セカンダリー(中学・高校)で活動されることをお勧めいたします。
セカンダリー(中学・高校)で活動について 「中学生や高校生が怖い」といった先入観をお持ちの方が稀にいらっしゃいますが、現地の中学・高校生は日本の同年代と違って、「スレて」いません。けっこう純朴で、折り紙など、日本人にとっては中学・高校生にとっては幼稚かな、と思える授業も喜んで参加してくれます。また、学年が上がるに連れて、日本語をあえて選択して勉強する生徒も増えてくるので、生徒のモチベーションが高く、授業もやりやすくなる場合が多いです。これまで参加されたアシスタント教師のみなさん、「高校1年生前後くらいが一番、活動しやすかった。」 とおっしゃっており、いわゆる「受身でおとなしめな」一般的なアシスタント教師希望者の日本人のみなさんには、セカンダリーでの活動が適している場合が多いです。
Q5.滞在先はどんなところですか?費用は?
A. カナダの滞在先は基本的には、派遣校の学校関係者宅(先生や教職員、生徒さん宅) がホストファミリーになります。費用は週200ドル~が目安で、上記参加費用内訳の通り、滞在費は参加費用には含まれておりませんので、カナダ現地にてホストファミリーへ直接お支払いください(ホームステイ代金は個々により異なります。出発前のホストファミリー詳細案内の際にお知らせいたします。) 。学校関係者宅が都合がつかない場合は、学校関係者宅以外のホームステイになる場合があります。寮やシェアなどの手配や指定は承っておりません。 ステイ代金のお支払方法は月毎がいいか、週毎の支払いがいいか、は現地にてホストファミリーと直接ご相談ください。
Q6.カナダならではの教育の特徴ってありますか?
以下のような主に教育水準の高さ、フランス語教育、カナダ英語の3点が挙げられます。
カナダの教育水準の高さ カナダ大使館のWebsiteには「国民一人あたりの公教育への支出額は世界でもトップクラスに位置する」と謳われているように、カナダ人は常に教育に高い価値を置いています→[カナダの教育 ]参照。その要求を満たすために学校は様々な教育プログラムを取り入れています。その一貫として、
フレンチイマージョン/French Immersion カナダは英語とフランス語の2つが公用語です。カナダ国内の食品などのパッケージには全て英語とフランス語が併記されていることに現地では気付くでしょう。 このフレンチイマージョンプログラムは、カナダの幼稚園や小学校低学年から英語を母語とする児童に対して、語学以外の教科の授業をフランス語で行う というもの。これによってカナダの子どもたちは、小学校を卒業する頃には日常会話ではバイリンガルとなることが可能だそうです。フレンチイマージョンは、フランス語が多く話される東部(オンタリオ州やケベック州)以外の州の学校でも取り入れられています。
カナダの聞きやすい英語 「クセのない英語を身に付けたい」との理由でカナダを志望する人も多いです。地理的にもカナダはイギリスとアメリカの中間に位置しているため、カナダの英語はアクセントがイギリス英語とアメリカ英語の中間でニュートラルな聞き易い英語、と一般的に認識されています。多くの国際的なテレビ局がカナダ人のニュースキャスターを好んで採用する理由も、彼らの比較的ニュートラルなアクセントがわかり易いからと言われており、英語を学ぶ上でもカナダは最適な国といえます。 ※注意:但し、これはあくまでトロントなどの東部地区の英語を象徴的に評しているだけの場合もあります。カナダは移民の国、です。西部バンクーバーなどのBC州ではアジア系移民が年々増加。日本語教師派遣校も着任したら70%以上がアジア系の生徒で、中国語なまりの英語が飛び交っていたり、と「あまりカナダと感じられなかった。」と感想をもらすアシスタント教師もいますので、カナダでも学校や地域によって異なること、そして強い先入観を持って海外生活に臨むことは厳禁である点をご留意ください。 英語については、どんなに英語が流暢になった日本人でも「ジャングリッシュ(Janglish)」(日本語訛りの英語)の域からは出られません。「どこの国の英語が正解」といった正解を1つに決め付けるのではなく、人それぞれ異なる「ご自身ならではの世界で通用する英語」を伸ばしていくことが言語上達の秘訣です。
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