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カナダで自分にできることは?(日本語教育交流)

カナダにて日本語教師アシスタントをサポートする現地スタッフからのレポートです。

自分にできることは

日本語教師アシスタントとして派遣されるカナダの現地の学校には、日本語の授業があるところもあれば、ないところもあります。
特に小学校では「日本語」の授業を開設しているところは少ないのが現状です。

しかし将来なんらかの形で「教える」仕事に就きたいと考えていらっしゃる方にとって、日本以外の学校で短期間であれ活動するということは大変役に立つものだと思います。

今回は、日本語教師アシスタントの皆さんが日本語クラスのない学校でどのように活動の機会を作っているのかをご紹介します。

 日本語の機会を創出する

 1.Japanese Enrichmentを組み込んでもらう

カナダの小学校の中には「Enrichment」と呼ばれる子どもたちが自分の好きな教科を選択して勉強する少人数のクラスがあります。日本語教師アシスタントの方は、この選択授業の中にJapanese Enrichment Classを組み入れてもらい、定期的な活動の場とされている方もおられます。

たとえば、「日本語Enrichment」では簡単な日本語や日本文化を教えます。例えば1グループ6名で週に9グループなど。教えるテーマは各グループ同じですが、学年によって内容を高度にしたりします。このクラスは人気があって全員が受けられないので、休み時間に子どもたちが「教えて!」とやって来たりします。特に折り紙をした時など、クラス以外の子どもたちが「折り方が知りたい!」と、どっと押し寄せて来たりします。

 2.祝日やイベントに便乗する

カナダの祝日や季節のイベントに合わせて日本を紹介する機会を得ることもできます。

「ハロウィーンのイベントを狙ってGrade1~2のクラスを訪問し、風船の折り紙をパンプキンに見たてて作ったり、折り紙で魔女の帽子を作ったりしました。先生方にも好評でした」「Remembrance Day (11月11日、戦争メモリアルデー) の1ヵ月前から音楽と図書の時間を利用して、「サダコと千羽鶴」(エレノア・コア著)を読み聞かせました。

その後にSong of PeaceとVoice of Peaceの2曲を練習しました。G1-6のクラスでは、折り紙でポピーの花を作り、G4-6ではさらに千羽鶴を折りました。Remembrance Dayの全校集会では生徒全員が折り紙で作ったポピーを胸につけ、会場には千羽鶴とG5と6が書道で書いた「平和」の文字を飾りました。カナダと日本の二つの国が一緒に平和を祈ることができたのでとても感動しました」という参加者からの声も聞かれます。

カナダの学校で日本文化を教える機会は、もちろんここでは紹介しきれません。そして、日本語教師アシスタントの方のアピール次第で、その機会はいくらでも増やすことができます。

自分でカリキュラムを作り準備して、授業をする・・・子どもたちからの反応はダイレクトに自分に戻ってきます。非常にやりがいを感じることでしょう。
日本文化に限らず、ご自分の得意分野を通して、子どもたちに日本を教えてみてはいかがでしょうか? きっと素晴らしい体験ができることをお約束します。

カナダで日本語教師アシスタントをするには?【募集要項】

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