フランスの日本語教師アシスタント参加者は、以前、フランスに語学留学などをされた方など、フランスのリピーターが多いのが特徴。参加前からある程度のフランス語力が必要です。
- 「アシスタント教師」は、主に青少年の交流を目的とした、若年層(20才台)を対象としたプログラムです。応募条件等ご注意ください。
- 「日本語教師アシスタント」は無給のボランティアプログラムであり、給料は発生しません。フランスでの就職斡旋ではありませんので、予めご了承ください。
フランスの日本語教育環境
フランスはイギリスやドイツなどのヨーロッパの国々同様、日本語教育自体はそれほど盛んではなく、日本語教師やアシスタント教師が活動できる学校は非常に少ないのが現状ではありますが、フランスは他国よりも日本に芸術的・文化的側面から日本に興味を持っている人が多い国、と言えます。
一般的にフランスでは初等・中等教育(小・中学校)での外国語導入の振興に力を入れており、またフランス各地の大学・中等教育段階では、第1、第2、第3外国語として日本語を選択することが可能にはなっていますが、学習者数自体はそれほど多くはありません。
将来の仕事での必要性から日本語を学習するというよりかは、日本のポップカルチャーに刺激され、日本の文化的側面から日本語に興味を持っている人が大半なため、アシスタント教師含め日本語教師の役割は、「日本語の文法を教える」というよりかは、まずは「日本の文化を教える」ということに重点が置かれます。フランスで文化的交流を果たしたい方には申し分のない環境と言えます。
→[ フランスで日本語教師になるには?(アルバイト・資格情報など) ]
このような方にお勧め
- 日本人があまりいない環境で、フランス語力をさらに伸ばしたい方。
- 日本文化や日本語をフランスの子どもたちに教えて、交流してみたい方。
- 将来、日本語教師を目指している方や日本語教授に関心がある方など。
応募資格
- 年齢:22歳以上30歳以下→[適正年齢について]
- ワーキングホリデービザ取得可能な方
- 明るく元気で、社交性があり、自発的に動ける方
- 現地の学校は女性のアシスタントを希望していることが多く、男性の場合、派遣校やステイ先が見つからない場合が多いです。
- 出発までEメールを中心にスムーズにやりとりができる方(書類の授受が多いため)。
- お申込~参加(出発)直前まで日本国在住の方(日本国外からの申込みは不可。)
- 基礎的なフランス語力がある方:仏検3級程度以上/仮申込み(選考申込書)の志望動機がフランス語で書ける程度以上
【注意点】
- 親子での参加(子連れ/親子留学)はできません。
- 心配性な人・神経質な方は当プログラムに向いておりませんので、ご遠慮ください。
- 派遣地/都市/学校は指定できません。
- 必ずしも日本語教師養成講座などの日本語教師関連資格、教員資格等は必要ありませんが、日本文化紹介スキルや日本語教育の知識がある方は、現地受け入れ側からも好まれます。
- 当「日本語教師アシスタント」は無給ボランティアプログラムであり、就職の斡旋ではありませんので予めご了承ください。
選考方法
※応募条件等よく読まないで応募される方がいらっしゃいます。不合格となりますので、お問合せ・仮申込前に当ページをよくお読みくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 本募集要項をよくお読みいただき、まずは応募資格を満たしているか ご確認ください。
- 参加適合者には、今後のお手続きをご案内いたします。
フランスの学期スケジュール
第2学期 | 第3学期 | 第1学期 | |
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申込〆切 | 3ヶ月以上前 | 3ヶ月以上前 | 3ヶ月以上前 |
学期日程 | 1月上旬~4月上旬 (休:2月中旬~3月上旬) | 4月中旬~7月上旬 | 9月上旬~12月中旬 |
- 申込〆切日はあくまでギリギリの〆切日。余裕をもってお申込ください。
- 準備研修は派遣開始前に1日間、パリにておこなわれます。
- 準備研修開始前日に準備研修地パリ到着が基本的な日程です。
- フランスは各学期の中旬頃に不定期に1,2週間程度のバカンスがあります。
(例:2月中旬~3月上旬が休みなど、2ヶ月通ったら2週間休み、といったペース。) - 上記の日程は標準的な日程であり、学校によっては異なる場合があります。
- 各日程は現地事情により変更となる場合があります。予めご了承ください。
参加期間と費用
期間 | 参加費用 | 備考 |
---|---|---|
1学期間 | 500,000円 |
|
2学期間 | 550,000円 | |
3学期間 | 600,000円 |
参加費用に含まれるもの
- 出発までのサポート(派遣校・滞在先案内等)
- 授業用参考資料CD、テキスト、現地情報誌の配布等(長期1学期間以上参加の方のみ
- 緊急時24時間対応の滞在中の現地日本人コーディネーターによるサポート
- オリエンテーション(パリにて1日)
- パリでの準備研修時のホテル滞在費(1日)
参加費用に含まれないもの
- 渡航費および現地交通費
- ホームステイ費用等現地滞在費(準備研修時を除く)
- ワーキングホリデービザ申請費
- 海外旅行傷害保険費
- 現地滞在中の雑費(お小遣い、ホリデー中の滞在費等)
- 準備研修中の食費
FAQ ~よくある質問~
Q1.パリでの準備研修はどのようなものですか?
A. フランスの日本語教師アシスタントに参加される方は、1泊2日、パリ現地オフィスにて以下のような内容とスケジュールでオリエンテーションと準備研修を行います。
【第2日目】ホテルにて朝食→チェックアウト
午前:オフィスにてオリエンテーションと研修
午後:派遣校へ移動
上記は基本的なスケジュールで、派遣校活動開始日などの都合で変更となる場合があります。
Q2.なぜ無給のボランティアなのですか?
A. 日本語教師アシスタントが無給のボランティアである理由は、国際情勢(ビザや日本人、日本語が置かれている立場など)から理解する必要があります。詳しくはこちらの日本語教師アシスタント・ボランティアについてをご覧ください。
Q3.派遣地は選べますか?
A. あいにくフランス含めたヨーロッパは、日本語教育は盛んではなく受入校も非常に少ないため、活動を受け入れてくれる学校があるだけでもありがたいのが現状です。派遣地・派遣校は選べませんので、予めご了承ください。その時々の学校からのニーズや、参加者様の履歴などを総合的に判断しながら、派遣校を決めていくようになります。
Q4.フランスで日本語教師の勉強や資格取得はできますか?
A. はい。上述の日本語教師アシスタントとは別のプログラムとなりますが、こちらの日本語教師養成420時間の通信講座にて、フランスにいながらを修了することは可能です。文化庁のシラバスにそった420時間の学習内容とともに、フランスでも役立つ外国語を媒介として教える「間接法」も学べ、通信(Eメールなど)で学習していくので、通信手段が確保できる場所なら、地理的不利益をこうむることなくフランスのどこからでも学習できます。実習風景をおさめた動画教材も充実しています。
期間は早い方で半年程、通常は7,8ヶ月~1年弱程度で修了される方が多く、最長で1年半まで期限がありますので、フランスで働きながら/ワーキングホリデーをしながら・・・などでも無理なくご自身のペースで講座を進めることが可能です。